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長靴をはいた栗鼠

イタリアのスポーツ紙「コリエレ・デッロ・スポルト」などに掲載された記事を翻訳します。日本での知名度がイマイチなクラブを頑張って盛り上げる係。

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2年間の沈黙から復活、ベルフォディルが帰ってきた

2015年4月21日 パルマ

セリエB降格が事実上決定しているパルマにとって、エンポリ戦で手にした一番大きな収穫は約2年ぶりとなるベルフォディルのゴールだろう。

フィニッシュへの意欲に欠ける、チームに強力なセンターフォワードがいる、スピードを有効に使いたい。ここ数年間、様々な理由でウイングとしての起用を命じられてきたベルフォディルだが本人は納得していなかった。厳しいポジション争いを続けるうちにメンタル面も悪化するばかりの日々だったが、今ようやく本来の自分を取り戻しつつある。

フランスからイタリアへ

家族とともにアルジェリアからフランスに移住してきたのは6歳のころ。リヨンの下部組織を経て、18歳でトップチームデビューを果たした。2012年にはピオリ監督に実力を認められてボローニャへの期限付き移籍が決まった。当時のチームにはディ・ヴァイオやアクアフレスカが在籍していたことで、シーズン8試合出場・無得点に終わる。

それでもボローニャは完全移籍に向けて動き出す。当初500万ユーロとされていた移籍金の減額にも成功し、契約は順調に進むものと思われた。年俸22万ユーロを提示したボローニャとの契約を阻んだのは、45万ユーロの4年契約を用意したパルマだった。もっとも、この契約で発生した250万ユーロの移籍金をパルマは未だに支払っていない。

パルマでの冒険は順調なスタートだったと言ってもいい。第2節のキエーボ戦で初ゴールを挙げると、12月のカリアリ戦でも2ゴール。「才能豊かな選手。ここで満足してしまうか、さらに上を目指せるかは本人次第だ」とドナドーニ監督がコメントするほどの選手に成長した。

インテルでの挫折

リーグ33試合で8得点という数字に注目したのが、当時インテルを率いていたマッツァーリ監督だった。移籍金600万ユーロ+カッサーノという条件でインテルへの移籍が決まったものの、この挑戦は失敗に終わる。コッパ・イタリアでの1ゴールを置き土産に半年でチームを去ることになった。移籍先のリボルノでも無得点、チームも降格している。

昨年6月にパルマに戻ってきたベルフォディルを、ドナドーニ監督はサイド要員として構想に加えた。豊富な運動量を見せるものの、ゴールへの意識が低いことを理由に、ドナドーニ監督はカッサーノにセンターフォワードを任せることになる。

転機が訪れたのは今年2月。ワールドカップのメンバーから落選したベルフォディルだったが、アフリカネイションズカップで再び代表に招集された。クラブでもセンターフォワードとして役割を与えられ、念願のゴールも生まれている。それでもパルマでの冒険も近いうちに終わりを告げるだろう。クラブの破産が決まった今、契約解除以外に道は残っていない。

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