パルマが抱えるスポーツ部門の負債は2260万ユーロ。ほぼ予想通りの金額である。当初8000万ユーロを超えると言われていたスポーツ部門の負債だが、管財人の努力によって大幅に減額。昨日19日に裁判所が正式な負債額として確定した。
現在パルマの買収に乗り出しているのは、シネコン経営者のジュゼッペ・コッラード氏と元野球選手マイク・ピアッツァ氏を中心とする2社。基本価格(400万〜500万ユーロ)に加えて、買収後に負担することになるスポーツ部門の負債額が確定したことで、両陣営は買収に必要な資金をより正確に把握できるようになった。
クラブの将来が決まるのは来週月曜日、暫定運営の最終日である22日になるだろう。買収が成立すれば来季のセリエBに参戦できる。でなければ「Parma FC」は消滅して、セリエDからの再出発を余儀なくされる。昨年から続く忌々しい連続ドラマが最終回を迎えることを願うばかりだ。