ミランへの期限付き移籍を満了してローマに復帰したデストロだが、来季はモナコの選手としてリーグアンを戦うことになるかもしれない。ユベントスにザザ移籍を拒否されたモナコは、日曜日の夜からデストロの調査を開始。代理人のヴィゴレッリ氏を交えたクラブ間交渉はこの数時間で、大きく前進している。
当初1800万ユーロを要求していたローマに対し、1200万ユーロの提示に留まっていたモナコ。最終的には人的補償なしの1500万ユーロで合意すると思われる。デストロとほぼ同価格とされるモナコDFアブデヌールに強い関心を示していたローマだが、優先事項であるナインゴランの保有権買い取りとストライカー獲得に多額の資金を必要としている。
今のところデストロ本人はサインに応じていない。フロレンツィの結婚式に出席した後、バカンスに旅立ったデストロは、ボラボラ島やハリウッド、ニューヨークなどで夫人と新婚旅行を満喫している。7月3日から始まるローマの合宿に合わせて、7月1日に帰国する予定だが、その時期にはモナコの選手になっている可能性が高い。
さよならジェルビー
数週間前に合意がなされてから、一時的に凍結されていたジェルビーニョのアルジャジーラ移籍だが昨日、両クラブの間で初めて移籍書類の交換が行われた。ラマダンによる影響で、アルジャジーラ側の関係者が移籍手続きに時間を割けなかったのが大きな理由だが、選手側が多額のボーナスを要求していたことも関係している。
移籍金1300万ユーロ、年俸450万ユーロでジェルビーニョは中東に旅立つことになる。デストロとジェルビーニョの売却によって得た資金で、ローマは念願のストライカー獲得に本腰を入れることになる。中国からのオファーを拒否したドゥンビアは、ロシアやイングランドで移籍先を探すことになるだろう。