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長靴をはいた栗鼠

イタリアのスポーツ紙「コリエレ・デッロ・スポルト」などに掲載された記事を翻訳します。日本での知名度がイマイチなクラブを頑張って盛り上げる係。

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エクアドルで話題の修正活動「落書きは正しい文法で!」

2015年8月4日

南米エクアドルの首都キトで、深夜にスプレーを持って街を徘徊するふたりの男性がいる。目的は「言葉の修正」だ。だからといって政治的な活動を目的としているわけではなない。街中に書かれた「落書き」の文法を修正しに行くのだ。

激しい愛を語ったメッセージや政府を罵倒する文章など、見るに耐えない落書きは街の至る所に存在する。「アクセントが抜けている。カンマがない。クエスチョンマークを忘れている」。こういった具合に、正しい文法で落書きを手直ししていくのだという。

2014年12月、活動を始めて間もない頃に修正した落書きがSNS上で大きな注目を浴びた。だが高い知名度を獲得したにもかかわらず、グループの上層部は匿名を貫き、メディアの取材にもほとんど応じない。幸運にもメンバーのひとりに話を聞くことができたが、教えてくれたのは「ディエレシス」というニックネームだけで、素性は一切の秘密だ。

落書き

「私たちは『正書法による破壊活動』と呼んでいます。街の施設に落書きをするのは立派な破壊行為です。その文法を訂正して、皮肉に変えてやろうと思いました」

ピザのボール紙を文字型に切り抜いて、疑問符やカンマ、大文字と小文字の区別などを修正していく。それまで頭の悪さを露呈するだけに過ぎなかった文章は、ようやく恋愛感情の吐露という本来の役割を果たすメッセージとなった。

「わずか2つのフレーズなのに、10箇所以上も間違えるなんて信じられない。文法の誤りはストレスを引き起こします。私たちは間違いを修正するだけで、メッセージの内容には関与しない。正しい文法を使用してほしいという教育的な意味もありますが、これを見た人に喜んで欲しいのです」

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イタリアのスポーツ紙「コリエレ・デッロ・スポルト」を翻訳します。誤訳と誤植と勘違いが大量に含まれますのでご注意ください。日本での知名度がイマイチなセリエAクラブを頑張って盛り上げる係。

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