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長靴をはいた栗鼠

イタリアのスポーツ紙「コリエレ・デッロ・スポルト」などに掲載された記事を翻訳します。日本での知名度がイマイチなクラブを頑張って盛り上げる係。

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ショートパスかロングボールか、ゴールキックの選択肢

2016年6月10日 サッカー観戦術

ゴールキックは通常、GKによるプレーの再開手段と考えられる傾向にあるが、育成の視点から考えれば、ピッチ上に存在するいくつかの基準点を選手たちに理解させる場面としても役立つ。GKには複数の選択肢が与えられるが、リスクを回避したいなら単純に味方が密集しているエリアにロングボールを放り込み、セカンドボールを狙うのが安全だ。

ショートパスで後方から攻撃を組み立てていく場合、何よりも重要なのが数的優位を作り出すことである。パスコースを遮断された結果、自陣に近い位置でボールを失ってしまえば高確率で失点に繋がる。人数的に組み立てが困難であるなら、競り合いやキープ能力に長けた前線のターゲットに向かってロングボールを蹴る方がいい。

後方からボールを繋いでいく一例を見てみよう。片方は4-2-3-1(ボール保持)で、もう一方は4-3-3を採用している。まずセンターバック2名がペナルティエリアの横まで開く。GKの正面にはMFが降りてきて、両サイドバックは高い位置を取っている。人数的には4対3だが、実質は3対3(+プレーを始めるGK)であり、数的優位な状況とは言えない。

組み立て

こういった場面でパスコースを作るために、もうひとりの中盤、もしくはトップ下が後方まで下がるシステムがある。GKがマークを外した中盤にショートパスを出し、パスを受けた選手が素早くサイドに展開すれば、サイドバックはフリーで攻撃を始めることが可能となる。前線からプレスをかけている相手が、このエリアまでカバーするのは難しい。

組み立て

組み立て

もちろん、この組み立てにもリスクは存在する。後方に下がってきたトップ下にパスを出しても相手のマークを外せていなければ、危険なエリアでボールを奪われる可能がある。確実性がないなら、前線のターゲットに向かってロングボールを蹴るべきだ。周囲の選手は対象となるエリアを意識して、数的優位(3対4)を作り出せるよう準備すること。

組み立て

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イタリアのスポーツ紙「コリエレ・デッロ・スポルト」を翻訳します。誤訳と誤植と勘違いが大量に含まれますのでご注意ください。日本での知名度がイマイチなセリエAクラブを頑張って盛り上げる係。

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