サンプドリアがGKビビアーノとの契約を2021年まで延長することが発表された。年俸も90万ユーロに引き上げられ、チーム水準に見合った金額となった。もっとも、これまでの60万ユーロが低すぎたのだ。パレルモから完全移籍で加入する際に、移籍金の一部を自ら負担するという理由で低年俸での契約を受け入れた。
主将を務めるはずだったデ・シルベストリがこの夏市場でトリノに移籍し、ビビアーノの新キャプテン就任も予想されたが、ジャンパオロ監督は「フィールドプレイヤーに任せたい」とDFレジーニを指名した。しかしビビアーノがチームの中心選手であることは、サンプの人間ならば誰もが承知している。
安定したセービングに加え、昨季だけで4本のキックをセーブするなどPKにも強い。それでもビビアーノ本人は「いつか自分で点を取りたい。最高の気分になれるはず」と語っている。2021年までにこの夢が叶うかは分からないが。