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長靴をはいた栗鼠

イタリアのスポーツ紙「コリエレ・デッロ・スポルト」などに掲載された記事を翻訳します。日本での知名度がイマイチなクラブを頑張って盛り上げる係。

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開幕序盤の不振から上位進出、ガスペリーニが明かすアタランタの復調 2/2

2016年11月19日 アタランタ

―転機となったのは、やはりクロトーネ戦ですか?
あの辺りの3試合になる。パレルモ戦でも復調の兆しは見えていたから。

―え、あのパレルモ戦ですか?
そうだ。カリアリ戦で2失点して、気落ちしてしまったチームには落胆したものだが守備は悪くなかったんだ。問題は攻撃だった。そうしてパレルモ戦が転機になった。

―しかしパレルモ戦は…
結果的にはホームで敗れたが、複数の決定機を外した末の敗戦だった。私のアイデアに近い動きができていたんだ。そうして自分の考えをより明確にしていった。

―それはクロトーネ戦で発揮されました。
試合会場となったペスカーラにはクラブ幹部が勢揃いしていた。まるで家族を失った遺族が葬儀に出ているかのようだったよ。私個人はパレルモ戦で復活の気配を感じていたわけだが、同時にあの数日間は「生ける屍」のような心地だった。

―白星を手にしましたが、試合後はかなり厳しい態度を見せていましたね。
これが私のチームだとクラブ幹部たちに伝えたかっただけ。試合後にペルカッシ会長が来て、「ミステル、あなたは途方もない指揮官か狂った人間かのどちらかだ」と言われた。

ナポリに負けていたら解任だった

―ナポリ戦の先発布陣を見た私たちも、「ガスペリーニは自ら解任を望んでいるのか、それとも錯乱したのか」と思いました。
そうだろう?だから私もあらかじめ会長に先発メンバーを伝えることにした。あの布陣は以前から決めていたんだ。これなら戦えると確信していたし、実際に自分の考えが正しかったことをピッチで証明できた。

―あの布陣で負けたらどうするつもりだったのですか?
醜態を晒してクラブ幹部の怒りを買えば、解任は避けられなかっただろう。

―つまり、ナポリ戦の勝利で監督の座を守ったと?
周囲の言葉に惑わされず、自分のやり方を貫くことにした。セオリーどおりの戦いをするために自分のアイデアを捨てることなんてできなかった。もちろん、状態の良いナポリが相手だと知ったときは落ち込んだよ。ベンフィカから4ゴールを奪ったばかりだったから。もっと与し易い相手だっているだろうに。

親善試合だけでは判断できない

―あの布陣で戦うというアイデアはどこから来たのでしょう?
練習を毎日近くで見られる。これは監督の特権だよ。チームの中で何かが変わる予兆はあったんだ。いつか花開くときが来ると分かっていて、あとは時間の問題でしかなかった。

―過去に戻ってやり直せるとしたら?
できるだけ早くチームの特徴を掴めるように、開幕前の準備をしっかりやりたい。とは言っても、親善試合では分からないことも多い。開幕後の試行錯誤はどうしても必要になってくる。

―時間が与えられてよかったですね。インテル時代は…
監督にとって時間はすべてだ。インテルで時間を与えられる監督などいなかった。それは今も変わらないし、これからも変わらないだろう。

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