ポルトとのCLプレーオフに敗れ、リーグ開幕序盤でも不安定な姿を露呈したローマだが、ここまでの国内リーグとELの戦いぶりは決して悲観するものではない。クラブ上層部は6月の段階でスパレッティ監督との契約延長を考えており、指揮官も合意に向けて前向きな交渉を続けている。
パロッタ会長はスパレッティが新たなサイクルを作れると確信しているのだ。スパレッティが要求する権限の拡大に関しても認める方向だという。今後はメルカートの分野でも今まで以上に指揮官が影響力を行使できるだろう。この数ヶ月でクラブ内部の力関係に大きな変化があったことも関係している。
スパレッティは最後まで留任するよう説得に当たっていたが、サバティーニSDが辞任したことで、指揮官は自動的にチーム編成に関する権限を手にした。冬市場からはスパレッティ監督の意見を聞いてマッサーラ新SDが補強に動く。優先事項はアフリカ・ネイションズカップ参加で離脱するサラーの代役だ。