シーズン途中に開催されるアフリカネイションズカップは、アフリカ出身の代表選手を抱えるクラブにとって大きな悩みだ。オフシーズンに開催されるワールドカップやユーロ本大会とは違い、ヨーロッパのカレンダーは一切考慮されない。代表チームに招集されてしまえば、クリスマス休暇明けからの数試合は自動的に起用できなくなる。
選手層が厚く、冬市場で代役を確保することも容易なビッグクラブとは違い、アタランタのような地方クラブにはかなりの痛手となる。年末のエンポリ戦でチームを逆転勝利に導いたケシエもコートジボワール代表に招集された。今季開幕から華々しい活躍を続け、多くのビッグクラブが注目する中心選手を欠いた状態でリーグ再開を迎えることになる。
コートジボワール代表がグループリーグで敗退したとしても、今週末からの4試合(キエーボ戦、ラツィオ戦、サンプドリア戦、コッパ・イタリアのユベントス戦)はケシエ不在だ。2月5日に予定される決勝戦まで勝ち進めば、アタランタはさらに2試合(トリノ戦とカリアリ戦)をケシエ抜きで戦わないといけない。