• Skip to primary navigation
  • Skip to main content
  • Skip to primary sidebar

長靴をはいた栗鼠

イタリアのスポーツ紙「コリエレ・デッロ・スポルト」などに掲載された記事を翻訳します。日本での知名度がイマイチなクラブを頑張って盛り上げる係。

tifosissimo
  • サッカーニュース
  • セリエA-1
    • インテル
    • ローマ
    • SPAL
    • アタランタ
  • セリエA-2
    • ウディネーゼ
    • サッスオーロ
    • サンプドリア
    • ジェノア
  • セリエA-3
    • トリノ
    • ナポリ
    • パルマ
  • セリエA-4
    • フィオレンティーナ
    • ボローニャ
    • ユベントス
    • ラツィオ
  • サッカー観戦術
  • 社会

元イタリア代表GKガッリが語る、ローマ守護神シュチェスニーの才能

2017年1月12日 ローマ

「自分の判断が間違っていたことを認めないといけない。私はローマ加入当初のシュチェスニーをまったく評価していなかった。あれから大きく成長し、今では絶対的な主力となった」。ブラジル代表GKアリソンとの定位置争いを制し、ローマの守護神として活躍するシュチェスニーについて元イタリア代表GKジョバンニ・ガッリに聞く。

―ガッリ、欧州全体で見るとシュチェスニーはどのレベルにあるのでしょう?
さすがにノイアーと同じ位置にいるとは言えない。それでも上位10人の中には確実に入るレベルだろう。今のシュチェスニーは完成度の高いGKだ。

―以前の彼に足りなかったものは?
アーセナルのトレーニング方法を私はよく知っている。実際に自分の目で見たからね。向こうではフィジカルを重点的に鍛えている。その一方でGKに必要な技術は教えていない。とはいえ、イングランドでは強靭なフィジカルが必要なのも事実だ。接触プレーでも審判が常にGKに有利な笛を吹いてくれるわけではないから。

―つまり?
ローマに来たばかりの彼は横方向の動きと、飛び出しのタイミングがまるで身に付いていなかった。イタリアでは育成年代のGKに教えるような知識だ。それだけにスパレッティ監督がシュチェスニーの起用にこだわる理由が理解できなかった。今思えば、間違っていたのは私だった。

イングランドのフィジカルとイタリアの技術

―ローマの幹部だったらシーズン終了後に保有権を買い取りますか?
移籍金次第だろう。1000万ユーロなら検討するが、3000万ユーロともなれば話は別だ。ローマにはアリソンもいる。一方でGKが特殊なポジションなのも事実だ。監督が信頼を寄せているなら、クラブとしては希望を叶えてあげるべきだと思う。安定したGKはチームの基盤となる重要な要素。ここ数週間のローマを見れば分かるだろう。

―守備も安定していて、相手に決定機を与えることも少ないです。
シュチェスニーの成長も大きく関係しているはずだ。ビッグセーブだけで失点を防ぐのではなく、最終ラインを上手くコントロールできている。こういうGKがいればチームメイトも不安を感じない。現役時代の私もセービングの技術は決して高くなかったが、DF陣を巧みに動かしてピンチを未然に防いだ。彼らも私を信頼してくれた。

―シュチェスニーの長所は?
技術的な部分で言えば足技だろう。イタリアに来てから特に成長した部分だ。しかし何より評価しているのは、様々な状況において冷静に対応できること。精神的に安定している証拠だよ。不安を抱えているGKはどうしてもプレーが臆病になるからね。

スポンサードリンク

最新記事

  • 試合終盤の逆転弾、4ゴールでインテルがシーズン初戦に勝利
  • インモービレとベロッティ、トーニが語るアズーリのライバル関係
  • 現場復帰を果たしたサッリの右腕、カルツォーナの新たな冒険
  • メッシ移籍騒動に揺れる国内、センシーニが語るアルゼンチン
  • イタリアからドイツへ、常勝バイエルンを支える理学療法士(後編)

人気記事

  • アニメから漫画まで、日本のポップカルチャーが持つ影響力とは
  • 【第6回】怒りのモウリーニョ
  • スパレッティ監督の戦術理論「カルチョはこうして変化する」(1)
  • 育成現場を蝕む「戦術病」、ウリビエリが指摘する指導方針の欠陥
  • マルコ・バローニに学ぶ2つのサッカー「デュエルとボール支配」

Primary Sidebar

このサイトについて

イタリアのスポーツ紙「コリエレ・デッロ・スポルト」を翻訳します。誤訳と誤植と勘違いが大量に含まれますのでご注意ください。日本での知名度がイマイチなセリエAクラブを頑張って盛り上げる係。

当ブログの本文を自動で引用して、コンテンツ化する行為はお断りしています。

Social

  • RSS

カテゴリー

アーカイブ

Copyright © 2021 長靴をはいた栗鼠