昨季終了後に現役を引退したデ・サンクティスは、8月からローマのチームマネージャーとして新たな人生をスタートさせた。所属していたモナコでもう1年、現役を続けるという選択肢もあった。だがローマで暮らす家族との生活を選んだデ・サンクティスは、40歳という節目の年にユニフォームを脱ぐことを決意した。
昨季の夏市場でモナコに加入するまで、ローマで3シーズンを過ごした。最初の2年間は正GKとしてピッチに立ち続けたが、3年目はシュチェスニーに定位置を明け渡し、ベンチから試合を見守る日々が続いた。
今季からはクラブ上層部とチームの間に入り、調整役を務めることになる。長い現役生活のおかげで選手とのコミュニケーションの取り方も熟知している。イタリア語に加えて、フランス語やスペイン語も操るデ・サンクティスにとって、チームマネージャーは最適な仕事になるだろう。