火曜日のインテル戦でボローニャMFドンサーは、チームでもトップクラスのパフォーマンスを発揮していた。夏市場でトリノ移籍が決まりかけていたドンサーだが、最終的にボローニャ上層部は売却を拒否。2015年に750万ユーロでカリアリから獲得し、売却時には20%の移籍金を支払うオプションが付いており、この段階での放出は適さないと判断したのだ。
先発でリーグ18試合に出場した加入1年目に比べると、昨季は途中出場も含めてピッチに立ったのは13試合。絶対的な主力として考慮されず、シーズン終了後には「環境を変えたい」と公言していた。それだけに夏市場での放出は既定路線と見られていたが、クラブ側はトリノから届いた400万ユーロのオファーを断っている。
移籍を実現させるために強硬手段を取る選手もいるが、ドンサーは大きな問題を引き起こすことなく納得して残留を受け入れた。先発起用された第2節ベネベント戦では、単独で中盤を突破して決勝点を奪った。現在の契約は2020年まで残っているが、すでにボローニャ上層部と代理人は契約延長に向けて動き出している。