先週末のアタランタ戦に勝利したサンプドリアは、コッパ・イタリアを含めて今季の公式戦ホームゲームで4戦4勝。ホームで圧倒的な強さを誇っていたユベントスがラツィオに敗れたため、サンプを除けばリーグ戦でホーム全勝を守っているのは首位ナポリと2位インテルのみとなった。
悪天候のためローマ戦は延期になったが、ここまではルイジ・フェラリスで素晴らしい成績を収めているサンプ。今日21日にはクロトーネをホームに迎える。前節は難敵トリノから勝ち点1をもぎ取ったクラブだが、戦力を考えればサンプにとっては与し易い相手と見ていいだろう。ホーム連勝記録を伸ばす可能性は十分にある。
逆転勝利を収めたアタランタ戦後、ジャンパオロ監督は「ファンの声援が選手たちの才能を引き出してくれる。彼らがいなければ、これだけのパフォーマンスを発揮できないかもしれない」と語っている。
選手たちは不本意だろうが、指揮官の指摘はまったくの的外れとも言えない。サンプがここまでに稼ぎ出した勝ち点14のうち9ポイントはホームゲームで挙げたものだ。アウエーでは成績不振に陥っているベローナに引き分け、ウディネーゼには4失点の大敗を喫している。アウエーでの戦いを改善することが今後の課題だ。