今季開幕から成績不振に陥り、昇格組に混じって残留争いを演じていたジェノアだが、監督交代とともに息を吹き返した。バッラルディーニ新監督が前線の核に据えたのが、FWゴラン・パンデフだ。バッラルディーニ就任後のリーグ14試合すべてで先発起用され、絶対的な主力となったパンデフだが、今季終了後には契約満了を迎える。
――パンデフ、ペリネッティGDは「熱意が残っている限りパンデフはジェノアでプレーする」と言っていました。情熱はまだあるのでしょうか?
まずはその言葉に感謝したい。選手として素晴らしい時期を過ごしているのは事実だ。フィジカル的にも若い頃のような状態を維持できている。信頼してくれる監督に出会えて、これまで失っていた継続性も発揮できるようになった。
それでも契約の話をするタイミングではない。6月になってから現役を続けるのか引退するのか決めようと思う。
――昨季も同じ状況でしたね。契約満了で退団すると思われましたが、突然の契約延長で残留することになりました。しかも年俸は以前の半分程度です。
チームに残るようユリッチ監督に要請されたんだ。迷うことはなかった。別の選択肢を選ぶこともできたが、やはりジェノアはジェノアだから。年俸も大した問題ではなかった。家族もジェノバの街をとても気に入っているんだ。最終的な判断はシーズンが終わってから下すけれど、どういう道を選ぶにせよジェノバでの生活は続けるつもりだよ。
――キャリアを通して多くの勝利を手にしてきましたが、ジェノアを選んだ理由は?
下積み時代もあるよ。アンコーナ時代は降格も経験している。ラツィオやインテルでは良い結果を残せたし、ナポリでの生活も素晴らしいものだった。
でもジェノアの選手としてプレーしてみたかった。対戦相手としてルイジ・フェラリスに来た時、ものすごい情熱を肌で感じたんだ。別のクラブからも話はあったが、ジェノア移籍を選んで悔やんだことはないし、これからも後悔などしないはずだ。