――ロベルト・ダベルサ、パルマの監督として2度の昇格を達成しました。
この数ヶ月間は素晴らしいものだった。この偉業は全員の功績だと思う。クラブ、スポーツディレクターをはじめ、裏方として仕事をしている者も含めた全員の努力が実った。
――監督に就任した2016年12月の時点で、これだけの成果を期待していましたか?
セリエBの複数クラブから話が来ていたが、パルマで仕事をするためにオファーを拒否したんだ。私の望みはパルマをこれまで戦っていた舞台に引き戻すことだった。もっとも、これほど早く目標を達成できるとは思っていなかったけれど。
――2つの昇格は異なるものです。
今季は結果が出ずに苦しい時期を過ごすことになった。逆に運に恵まれた部分もあった。最終節のスペツィア戦、他会場で行われていたフロジノーネの試合と合わせて私たちは2つのゲームを戦っていたようなものだ。そして運が味方してくれた。
――後半43分、フロジノーネが同点に追いつかれたというニュースが入ってきました。
もう他会場のスコアを気にする余裕などなかった。試合が終わっていないのに、ファンのように喜び始めてしまった人間たちを落ち着かせるので精一杯だった。幸い何事も起きずに素晴らしい結果を手にできたが、もし失点していたら自分でもどんな反応をしたか想像できない。
――監督としてシーズン中はかなり批判も受けました。
それも仕事の一部だと理解している。成長を考える上では厳しい声も必要なんだ。人として尊重されるべき限度を越えた批判にはうんざりするけれど。
――今後も堅い守備を土台にしたチームを作る?
良い守備が結果をもたらしてくれる。セリエAで優勝するのは大抵、もっとも守備の良いクラブだ。現実的に考えれば私たちがスクデットを狙うのは難しい。だが整備された守備があれば残留という目標には役立つだろう。堅い守備を基礎にするのは受け身になるという意味ではない。重要なのは試合の解釈だよ。