ボローニャが27歳のパラグアイ人FWサンタンデールの加入を発表した。クラブ史上初のパラグアイ人プレイヤーである。フェデリコ・ハビエル・サンタンデール・メレレスという、小説の登場人物のような非常に長い名前を持つ彼のキャリアは、多くの南米選手たちが辿ってきた道とよく似ている。
国内で才能を認められて欧州に渡り(サンタンデールは19歳でフランスのトゥールーズに加入した)、母国に戻ってさらに成長し、再度ヨーロッパでプレーすることになった。これまで所属していたデンマークのコペンハーゲンでは、3シーズンで112試合に出場して48ゴール。ヘディングで16点を決めているように空中戦で強さを発揮する。
187cm、84kgでがっしりとした体格をしており、チームメイトと並ぶとその体幹の違いは目立つ。一見しただけでは体重を落としきれていないようにも感じられるが、ユニフォームの下には強靭なフィジカルを生み出す筋肉が隠れている。
前線を幅広く動き回るアタッカーではないし、カウンターに強いタイプでもないが、近年のボローニャにはいなかったターゲットになれる典型的なセンターフォワードである。