ナインゴランは早くもチームに溶け込み、インテルファンから愛される存在にもなっている。インテルでの初ゴールを記録したボローニャ戦後、SNS上では「1ゴール:ラジャ、0ゴール:イグアイン&CR7」と皮肉交じりの投稿も見られた。
ボローニャ戦で先制点を決めた直後、インテルのファンが集うゴール裏に向かって一礼し、自らの存在をアピールした。公式戦初出場で初ゴール。素晴らしい自己紹介になったことだろう。スパレッティが考える4-2-3-1のトップ下として、重要なピースであることを周囲に知らしめた。
後半途中には足の痙攣によってピッチを後にしたが、ロシアW杯前に代表チームと決別したことで、リーグ再開となる15日のパルマ戦までじっくり調整できる。7月のテストマッチで負った怪我からは回復したものの、現在のコンディションは30%程度でしかなく、主力としてCLと国内リーグを戦うためにこれから状態を上げていくことになる。
ローマでプレーした昨季は、欧州の舞台で素晴らしいパフォーマンスを発揮した。インテルでも同様の活躍をするのがナインゴランの理想だ。これまでは対戦相手として驚異を感じる存在だったが、これからはインテルのシャツを着てサンシーロで戦うナインゴランにファンたちは大きな期待を寄せている。