ふくらはぎを故障して戦線離脱したパストーレと入れ替わるように、ペロッティが全体練習に戻ってきた。足首の故障から回復し、中断明けのキエーボ戦出場に向けて調整を続けている。
キエーボ戦の数日後にはベルナベウでのレアル・マドリー戦を控えていることから、ディ・フランチェスコ監督はターンオーバーを採用して、選手たちのエネルギー配分を調整するだろう。
昨年12月に2021年まで契約を延長したペロッティだが、この夏市場では放出候補だった。だが届いたオファーをすべて拒否して、エル・シャーラウィやクライファートと定位置争いをする道を選んだ。
ジェノアではガスペリーニ監督と良好な関係を築いていたが、スパレッティ監督とは口論になったことがある。クロトーネとのアウエーゲームで、スパレッティが先発起用したのはペロッティではなく、アフリカネイションズカップから戻ってきたばかりのサラーだったからだ。
スパレッティがローマに残っていたら、ペロッティはミランから届いていたオファーを受け入れていたかもしれない。結局はディ・フランチェスコの監督就任によってローマ残留に障害はなくなった。ディ・フランチェスコとも意見の食い違いは何度かあったが、対立と呼ぶようなものではない。
開幕から低調なパフォーマンスが続くローマ。ペロッティの復帰が起爆剤になるだろうか。