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長靴をはいた栗鼠

イタリアのスポーツ紙「コリエレ・デッロ・スポルト」などに掲載された記事を翻訳します。日本での知名度がイマイチなクラブを頑張って盛り上げる係。

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迷路に迷い込んだローマ、中盤制圧も2失点でボローニャに完敗

2018年9月25日 ローマ

強さを見せた昨季のローマはもう存在しない。今の彼らはピッチをあてもなく彷徨うばかりの亡霊である。前日会見でディ・フランチェスコ監督は、「選手たちには強いハートを見せてほしい」と語っていたが、ボローニャ戦の試合結果は指揮官が思い描いていたものとは大きく異なるものだった。

試合内容を考えてもボローニャの勝利は妥当である。統制が取れないまま無秩序なプレーをくり返すローマのミスを見逃さなかった。成績不振によって監督交代の噂が流れる状況で、インザーギ監督は開幕5試合目にして今季初勝利を手にした。

試合開始30分間のローマは決して悪い内容ではなかった。だが30分以降は大きくバランスを崩した。72.3%という高いボール支配率は何の成果も生み出さず、ボローニャは枠内シュート2本で2点を奪った。開幕4試合で1点も奪えていなかった彼らにとって、あまりにも脆いローマは実に有り難い相手であっただろう。

インザーギ監督は重心の低いチームで、ローマの攻撃を跳ね返しながらカウンターに活路を見出した。センターバックではなく左サイドバックで先発したマルカノを執拗に狙い続けた結果、マッティエッロの先制点が生まれた。

失われた秩序

前半に先制を許したとはいえ、ローマが反撃に転じる時間はたっぷり残されていた。だがハーフタイムを経てピッチに戻ってきた彼らは、前半よりも混乱に満ちていた。前半同様に相手を押し込むことには成功するが、実りある攻撃は繰り出せず、遠目からクロスを放り込むだけでゴールチャンスすら作れないままだった。

カウンターから2点目を奪ったボローニャは、その後も粘り強い守備を続けてローマの攻撃を跳ね返した。ローマが圧倒的にボールを支配する一方、ボローニャはそれほど苦しんでいるようには見えなかった。ダッラーラに詰めかけた3000人のローマファンは85分間応援を続けていたが、試合終盤は罵声と怒号が観客席から巻き起こった。

2点差を追いつかれたキエーボ戦に始まり、惨敗に終わったミッドウィークのレアル・マドリー戦を経て、週末にはボローニャに今季初ゴールと初勝利をプレゼントする羽目になった。地獄の1週間を終えたチームを待っているのはフロジノーネとラツィオ。ローマは再び緊張感に包まれた1週間を過ごすことになる。

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