昨季インテルが抱えていた大きな問題は、ゴールの多くをイカルディとペリシッチに依存していたことだ。66ゴールのうち40点は彼ら2人によるものである。最終的に29ゴールを挙げたイカルディだが、彼が不発に終わった試合ではチームの得点力が極端に減少し、インテルは結果を出すのに苦労していた。
この問題を解消すべく、クラブ上層部は得点力のある選手たちを夏市場で獲得した。この段階ですべての評価を決めてしまうのは早すぎるだろうが、少なくとも開幕7試合を見る限りでは、イカルディに依存していた昨季とは異なる姿を見せている。
ゴールの数だけを見れば昨年の同時期より減少しているが、スコアラーは6人から8人に増えている。センターバックながら昨季6ゴールを挙げたデ・フライはインテル加入後もセットプレーで強さを発揮しており、スパレッティが呼び寄せたナインゴランも強烈なシュートで相手ゴールを脅かしている。
イカルディの出遅れは心配の種ではあるが、昨季とは違い今のインテルにはゴールを期待できる選手が他にもいる。