ミラン、トリノ、ローマに敗れて3連敗を喫したサンプドリア。直近の4試合で勝ち点1ではファンから不満の声が上がるのも無理はない。12節終了時点で12位、勝ち点15は昨季の同時期より11ポイントも少ない数字だ。
ジャンパオロ監督は「このチームには勝者のメンタリティが欠けている」と発言したが、この言葉は昨季、その前年にも発せられた。同じ課題を克服できないまま繰り返されるフレーズに対し、「監督自身がメンタリティを植え付けられないなら、いったい誰がその作業をするのか」とファンたちは不満を募らせている。
ローマ相手にオリンピコで4失点の惨敗を喫した後、フェレーロ会長は怒りを顕にしていた。今のところジャンパオロ監督の責任問題には発展していないが、中断明けのジェノバダービーに敗れ、続くボローニャ、ラツィオ、パルマとの連戦でも状態が上向かないようなら、クラブ上層部も手を打たざるを得なくなるだろう。